株式がトークンになる時代、香港・英国・韓国株も対象へ

2026年7月24日EDEN Admin

Krakenの親会社がトークン化株式の対象を拡大。香港・英国・韓国の株式がブロックチェーン上で取引可能に。RWAの仕組みと私たちの資産管理への影響をわかりやすく解説します。

出典:Kraken parent expands tokenized stocks to Hong Kong, UK and South Korea equities(Krakenの親会社、トークン化株式を香港・英国・韓国株に拡大)

この記事は上記ニュースをもとに、EDEN向けに要点と背景を整理したものです。

朝、スマートフォンを開いて株式を確認する感覚は、今やごく普通の習慣になりました。では、その株式そのものがブロックチェーン上のデータとして存在し、暗号資産ウォレットで保有できるとしたら、どんな変化が生まれるでしょうか。

そんな問いが少しずつ現実に近づいています。

Krakenの親会社が「トークン化株式」の対象を拡大

暗号資産取引所Krakenの親会社は、トークン化株式の対象を大きく広げると発表しました。香港・英国・韓国の主要企業の株式が新たに加わり、アジアと欧州の銘柄もブロックチェーン上で取引できるようになります。

トークン化株式とは、実際の株式と連動する形でブロックチェーン上に発行されるデジタル資産のことです。RWA(リアルワールドアセット)と呼ばれる分野の一つで、現実世界の金融資産をオンチェーン、つまりブロックチェーン上に乗せる動きを指します。株式そのものを直接保有するわけではなく、その価値に連動した形のトークンとして扱われます。

米国株だけでなくアジア・欧州へ、対象の広がりが示すもの

今回の拡大で注目されるのは、対象が米国株だけでなく、アジア・欧州の株式にまで広がっている点です。HSBCや三星電子(Samsung)、LGグループといったグローバルに知られた企業の銘柄が含まれます。地理的な壁を越えて、より多くの株式をウォレットひとつで扱える環境に近づいているといえます。

この流れが持つ意味は、単に「便利になる」だけではありません。従来の株式取引は、証券口座の開設、国ごとの規制対応、取引時間の制約など、多くのステップが必要でした。トークン化によってその一部が簡略化される可能性がある一方で、カストディ(資産の管理・保管体制)や規制の整備がどこまで追いつくかという課題も残ります。

利用する前に確認しておきたいこと

実際に利用する側から見ると、自分の資産がどの事業者によってどう管理されているのか、万一のトラブル時に誰が責任を持つのか、という点は引き続き確認が必要です。ウォレットで保有できる=安全・自由というわけではなく、仕組みと管理体制をきちんと理解した上で使うことが大切です。

それでも、金融資産のオンチェーン化という流れは確実に進んでいます。今回のような動きは、Web3が「投機の場」から「金融インフラの一部」へ変わっていく過程の一コマです。🌏

どの地域の株式が対象になるか、どんなウォレットや取引環境が使えるか、今後のアップデートを追いかけておくと、変化のスピードが実感できると思います。